●マクラを充実させれば堅くならない●落語と聞くと堅いイメージがあるかもしれません。しかし落語は大きく「マクラ」「本題」「オチ」の3段階に内容が分かれており、このうち「マクラ」と呼ばれる部分は、本題に入る前の導入部分として自由に作り、話すことができるのです。つまり、結婚式であれば、ふたりの馴れ初めなどを面白おかしく話し、本題へと繋げることもできるというわけです。通常の落語は本題が主役ですが、そこは宴会芸。マクラが主役であってもいいのではないでしょうか。極端にいえば、マクラのみ…いうなれば、ちょっとした小ばなしを自分で考え、それで終了という形でもよいのです。あくまでも人を楽しませることをもっとうとする宴会芸なのですから、型にはまる必要はありません。 ●新鮮なネタを提供しよう●落語もそうですが、とくに漫才はネタが命です。絶対に笑いがとれる十八番ネタを考えることができればそれにこしたことはありませんが、そうでなければ内輪ネタで攻めていくのが無難です。結婚式の余興ならば夫婦のことを、忘年会などでは職場の人間をネタにすると、大きくハズすことはありません。私たちは万人を笑わせる必要のあるプロではありませんから、ちょっとくらい卑怯かなと思えるネタでちょうどよいのです。 ただし、いくら笑いが取れるからといって、ネタにされている当人を不愉快な思いにさせるようなものは避けましょう。宴会が原因で嫌われたなんていうのは、それこそオチにもなりません。 ●練習は意外と必要●ネタさえ作れれば、あとは簡単にできると感じるかもしれませんが、落語も漫才もそう簡単なものではありません。落語では「酒を飲む仕草」「蕎麦を食べる仕草」といったような、「仕草」が重要です。型にはまらない落語とはいえ、言葉だけよりも身体を使って表現したほうが面白いのは当たり前。プロの落語家が鏡に向かって練習するように、お披露目の前に自分の仕草を鏡の前で演じてみましょう。 漫才で重要なのはネタと間(テンポ)です。どんなに面白いネタができても、ボケとツッコミの間が悪ければ面白さは伝わりません。一部の関西人ならば、幼少の頃から自然と鍛えられているかもしれませんが、だれもがそうというわけではないので、これも練習が必要です。なおその間が適切かどうかは、本人たちにはわかりづらいので、いちど客観的に見て貰ったほうがよいでしょう。 |