スゴい宴会芸

ひとりでおこなう漫談「腹話術」

●心の叫びを聞いて貰おう●


人形を手に持ち、まるでその人形が話しているかのように見せる腹話術。人形の話したことだから、自分の意見ではないよ!なんて言い訳をしながら、好き勝手なことを話せる面白さがあります。もちろん本人がそうして楽しむだけでなく、テンポのよい会話と、練られたネタによって笑いを誘うのです。いうなればひとりでおこなう漫才や演劇といったところでしょうか。そのため、腹話術そのものの技術だけでなく、漫才でいうネタ、演劇でいう台本を構成する能力も重要なポイントとなります。
ただ発表の場が宴会なので、凝りに凝ったネタは必要ありません。お酒が入って脳の回転が遅くなっている人にでもわかる、単純なネタを考えましょう。場合によっては、その場の勢いを借りて、人形の口から好きな異性に告白してみるのも面白いかもしれませんね。

●腹話術の基本は話しかた●


腹話術で最も大切なことは、いかに人形が話しているように見せるか、というところです。どんなに面白いネタを考えたとしても、自分ひとりがただブツブツと話しているように見えるのでは、その面白さは半減してしまいます。それどころか、心ない人がいれば野次の対象となってしまうでしょう。

    そうならないためには、口をほとんど動かさずに声を出す練習が不可欠となります。これには呼吸法や発声方法など、多くのテクニックが必要なため、腹話術のHow to本を購入するなどして、練習を積み重ねましょう。
    また、話しかただけでなく、人形の声色も重要です。登場するキャラが多くなるほど、多くの声色を使いわけなくてはいけません。話のネタを作るときは、そういったことも考えて自分ができる内容のものを作成しましょう。

    ●人形の動きも演出のポイント●


    話しかたをマスターしたあとは、人形の動きにもこだわってみましょう。たとえば人形と会話するときの人形の目線。あなたのほうを向いていれば、あなたの話を聞いているなぁということが感じられます。また、まったく違う方向を向いていれば、話を聞いていないということがわかります。さらにそれに動きを加えると、喜怒哀楽までも表すことが可能です。人形とはいえ会話する以上は生き物と考え、会話の内容によってその動きを決定させることが大切です。なお、自分が話しているときにも、腕や口など人形の一部分を動かし続けることで、人形が生きているということを観客に意識させることができます。
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