スゴい宴会芸

ハサミひとつで作る芸術「紙切り」

●リクエストを聞いて紙を切ろう●


紙切りは古くから寄席でおこなわれてきた色物のひとつで、1枚の紙からお客さんのリクエストに応じて動物や植物、風景、芝居の一場面、季節の行事などを切り抜く芸のことをいいます。内容だけを聞くと地味な芸かと思われそうですが、プロともなるとその芸はまさに芸術。ほんのわずかな時間で、下書きもなしに見事な作品を完成させるのですから驚きです。また紙を切っている間も、黙って切るのではなく、お客さんを飽きさせないように話し続けるなど、紙切りの技術以外にもさまざまな才能を必要します。
私たちもプロの領域にまでは達せずとも、上司や同僚のリクエストに応えて、その場で紙を切り抜くことができれば、拍手喝采は間違いなし。もし出されたお題とかけ離れたものができたとしても、うまく会話で笑いにもっていく技を身につければ、宴会芸として十分すぎるほどではないでしょうか。



    ●ときには下ネタもあり!?●


    紙切りに必要な道具は、紙とハサミ。そして切りあがった紙を見せるための台紙です。台紙は切った紙がよく見えるように下に敷く物なので、切る紙の色にあわせて台紙の色を決定しましょう。
    紙切りの練習は、とりあえず紙を切ってみることからスタートします。始めは果物など簡単な物から練習し、徐々に高度なものへとレベルアップさせていくとよいでしょう。なお、一般的な紙切りは先述したように動物などを切り抜きますが、忘年会という場であれば、多少の下ネタで笑いを誘うのもありかもしれません。また結婚式の余興でおこなう場合には、「四つ葉のクローバーをくわえた鳩」といったような、幸福の象徴を連想させるものを切り抜けるように練習していけば、新郎新婦も喜んでくれるでしょう。

    ●最近では立体紙切りも登場●


    伝統芸能として受け継がれている紙切りは基本的に平面ですが、最近では切った紙に折り紙の要素を加えて、立体的に見せる紙切りが流行っています。平面に切るだけでも難しいのに、さらに立体なんて…と尻込みする気持ちもわかりますが、平面がある程度できるようになったあとは、一度立体にチャレンジしてはいかがでしょうか。立体紙切りは平面にはないリアルさを追求しており、一度見ると忘れられないほどのインパクトを与えることが可能です。
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