スゴい宴会芸

心に響く名曲を奏でる「ハーモニカ」

●最も手軽な楽器●


僕はサックスが吹けます。私はバイオリンが弾けます。…たしかにすごい芸です。ただ宴会芸に向いているかというと、ちょっと高級感がありすぎるような気はしませんか。それに、二次会、三次会と続く道中で、高価な楽器のことを常に気にかけておかなくてはならないというのは非常に面倒です。せっかくの楽しい宴会なのに、酔うに酔えないなんて面白くありません。そこでポケットサイズで、だれからも一目置かれる楽器「ハーモニカ」を極めるというのはどうでしょう。
ハーモニカと聞くと、「なんだかショボイ」、「地味だ」などと思われるかもしれませんが、それは大きな間違いです。プロが演奏するハーモニカを一度聞いてみてください。きっと心が揺さぶられ、「素敵」、「カッコいい!」といった感想が脳裏をよぎるはずです。小学校を卒業して以来、ずっと机の引き出しのなかに眠っているハーモニカを、いまこそ日の当たる場所へ連れ出してあげましょう。

●どちらを吹くかはあなた次第●


現在主流となっているハーモニカには、大きくわけて10ホール・ハーモニカとクロマチック・ハーモニカの2種類があります。前者は10個の穴それぞれから違った音が出る、小学校の音楽などでよく用いられるタイプのものです。後者はサイドのレバー操作によって穴をふさぐ位置を変えることで、半音階を奏でることができます。

    そのため、ひとつの穴から4つの音階を奏でることができるのです。
    音楽の幅という点では当然クロマチック・ハーモニカのほうが、広い音階を使い分けることができるため、童謡からジャズまで豊かな楽曲を奏でることができますが、やはり難易度は10ホール・ハーモニカと比べて数段難しくなります。また10ホール・ハーモニカは1種類につき10段階の音しか出せないものの、複数の10ホール・ハーモニカを使い分けることで、クロマチック・ハーモニカ同様にさまざまな曲を演奏することが可能です。

    ●マスターするまでには時間がかかる●


    自分に向いていると思うハーモニカを選んだあとは、練習あるのみです。10ホール・ハーモニカのほうが簡単とはいえ、しっかりと吹くことができるようになるには時間が必要です。また、ただ音楽を演奏するだけでなく、ビブラートなどの技術も取り入れようと思えば、さらに練習期間は長くなるでしょう。しかし、それを思うように吹きこなせるようになった暁には、宴会場での拍手喝采が待っているのです。なお、ハーモニカの演奏者のほとんどは、10ホール・ハーモニカかクロマチック・ハーモニカのいずれか1種類を専門としています。そのため、参考書も別々に売られている場合が多いので、間違わないよう注意しましょう。
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